第45回 2024 – 2025 デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー
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三菱 | トライトン |
トライトンの日本仕様はマリンスポーツやウインタースポーツ、アウトドアなどのアクティビティの可能性を広げる迫力とカッコ良さあるダブルキャブ。カーゴベッドと呼ばれるカバーも付けられるオープンな荷室までしっかりデザインされている。大地を悠々と突き進む力強さある三菱SUVに共通するエクステリアデザインを眺めていたら、思わず西海岸のサーフポイントやハワイのパイナップル農園で活躍する姿を想像してしまった。国内外のデザイン賞受賞も納得できる。
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MINI | クーパー |
MINIと一目で分かるデザインアイコンを残しつつ先進さも表現できていることを評価しました。特に内装に関しては、素材の使い方も含めて、他のクルマと一線を画す表現を見事に具現化。好みは分かれると思いますが、斬新さを感じない人はいないと思います。それでいて使い勝手は悪くなく、デザインと機能性の両立を見事に実現した希有な例だと思います。
ブランド | モデル | |
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ボルボ | EX30 |
2030年までにBEVのみを販売、2040年までにクライメート・ニュートラルな企業を目指すボルボ。EX30は今年、最もサステナブルとデザインを個性的に仕上げ、BEVのEX30の動的質感にもマッチしていた。配線を削減するためのスイッチやオーディオの配置は操作体験も新鮮。インテリア部材の30%を再生素材とし、パネル類には堂々と樹脂パーツのリサイクル材を採用したり、漁網や亜麻のファイバー素材なども採用。ボルボのリサイクルやアップサイクルとデザインセンスが今後も楽しみ。
ブランド | モデル | |
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MINI | クーパー |
一目でMINIとわかるのは当然として、無駄を削ぎ落とした引き算のデザインで本質的なフォルムの美しさを表現することで、見事にモダンで新しいエクステリアになった。インテリアもドライバー用のメーターがなく、物理的スイッチなども減らされてシンプルになっているが使い勝手は悪くなく、有機ELの円形ディスプレイは美しく機能性も高い。
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BYD | シール(SEAL) |
乗用車の基本形は3ボックスセダン。でも最近は売れる車を作る傾向にある。そのなかで基本を忠実に製品化した勇気。
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MINI | クーパー |
どこから見てもMINIなのに、丸型インターフェースなどインテリアの刷新でしっかり”最新”になっているのが凄い!思わず触ってみたくなるギミックに溢れたスイッチ類など、所有したくなる面白みに溢れています。
ブランド | モデル | |
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三菱 | トライトン |
曲面多用せずクレイジークライマーが登ったビルのようにそそり立つ外観が最高。あえて乗用車から離れピックアップトラックだからこそ描ける世界観を演出した/単にグラフィックがワイルドなのではなく先代比でAピラーを前進させてキャビンと荷台を「前のめり」に移動、ボディ全体に緊張感をもたせた/さらに座席位置を上げてドア部分の厚みをアップして縦方向にゴツい塊にしてる/結果、大半の人には必要ない用途とサイズにもかかわらず「理屈抜きに欲しい!」と多くに思わせた。デザイナーのU.D.E.ですね。
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フェラーリ | プロサングエ |
スポーツカーとしてのDNAを保ちながら、SUVの実用性を確保、独創的で新たな造形を生み出している点
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トヨタ | クラウン(スポーツ) |
クラウン(スポーツ)は大地に根を張るような力強いプロポーションを生み出しつつ、抑揚あるボディパネルにより繊細かつ大胆な3D的造形を実現。衝突安全性を考慮したとされるリアバンパー周辺の処理はやや残念ながらも、全体的に質の高いデザインを実現している。日本車の今後のデザイン像を指し示したという点でも注目に値するモデルだ。
ブランド | モデル | |
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トヨタ | クラウン(スポーツ) |
長いノーズ、絞り込んだキャビン、後端に向かって下降線を描くルーフ、強く傾斜したリアピラー、大径タイヤとそれを包み込む肉感的なフェンダーが表現するのは「スピード感と躍動感」。同じメーカーが出した同ジャンルのニューカーでありながら、ランドクルーザー250とは対照的なキャラクターに仕上がっている。両者とも基本骨格やコンセプトを見事に表現したデザインであり甲乙付けがたいが、最終的には個人の好みでクラウンスポーツに一票を投じた。
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トヨタ | クラウン(スポーツ) |
まったくキャラクターの異なる他の車種を選ぶことも考えたのですが、1台だけ選ぶとしたら、やはりクラウンスポーツに行きつきました。世にある市販車全体の中でもひときわ異彩を放っていて、ストレートに考えて、この斬新でインパクト満点なデザインに大いに衝撃を覚えたからです。まるでコンセプトカーがそのまま出てきたような姿は、実は20代の若いデザイナーが描いたもので、原案を忠実に再現するために特別な工法と最新のシミュレーション技術を駆使して難しい造形を実現したと聞いて感心しました。
ブランド | モデル | |
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トヨタ | ランドクルーザー 250 |
まさしくランドクルーザーとしての「原点回帰」。直線基調でなおかつワイルドさがあり、同時に背の高さや最低地上高など、本格ラダーフレーム4WDであることが自ずとわかるシンプルなタフデザイン。それでいてキュービックを使ったグリルなどはモダンさも感じられる。これに比べると世代的に古いプラドはもちろん、100系や200系もランドクルーザーとしては方向が分かりづらいと感じた。世界で売れているのがよく分かる。
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スズキ | フロンクス |
フロンクスは、4mを切る全長でありながら、SUVの力強さに美しいクーペスタイルを上手に融合させている。デザインの先進性と商品としてのまとまりのよさを高く評価した。ダイナミックさと個性を強く感じさせるフェンダーや独創的なランプ類など、全体のフォルムによくマッチしている。また、コンパクトなサイズのSUVだが、強い存在感を放っているのも好印象だ。SUVらしい機能的なインテリアに、ブラックとボルドーの内装も新鮮と感じた。
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BYD | シール(SEAL) |
海を意識させるセダンとしてはクール過ぎる造形に「ありかもBYD」。だが本当にありなのは、そのハンドリングと安定性。驚くほど素直に正確に良く曲がり、アクセルを踏み過ぎると後輪は一瞬ドリフト体制に入るが、安定制御が即抑える。「ありかもBYD」の真髄は走りにある。が、個人的に愛車として「BEV」は、まだ2台目以降の存在だ。
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BYD | シール(SEAL) |
エクステリアデザインでは前後のライト周りの造形が個性的。夜間にライトが点灯されると他車との違いがわかりやすく明示される。インテリアデザインではユーザーインターフェイスに優れている点を評価する。大きなマルチファンクションディスプレイばかりに眼がいってしまうが、そこに映し出される情報やアイコンなどが操作性に優れ、使いやすい。物理ボタンもある程度残して、デジタルとアナログのバランスを取っている。
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MINI | クーパー |
エバーグリーンな存在でありながら、常にその時代の先端を行くデザインを展開し続ける実力の高さにはいつもリスペクトの念をいだく1台、というのが選考理由です。
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スズキ | フロンクス |
嗜好の異なる二つの顔を用意したランドクルーザー250や「働くクルマ」を「遊ぶクルマ」に変身させたトライトン、相変わらずキュートなMINIクーパーなど悩まされましたが、絞り込んだ一車はフロンクスです。スペシャリティ志向の上級SUVの雰囲気と実用性を4mの全長に上手に融合。嗜好的には市場トレンドに沿ったものですが、それだけに印象と実際の車体サイズとの不一致が不思議に思えます。悪く言えば錯覚なのでしょうが、それこそがデザインの力とも考えました。
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三菱 | トライトン |
オフロードキングらしい力強さを期待を超えたレベルでデザインされていることを高く評価しました。
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BYD | シール(SEAL) |
BYD SEALを推薦します。バッテリEVの特徴を活かした伸びやかなデザインは誰にでもストレスがなく親しみやすい。そのなかに少し前のデザインブックから抜け出たようなノスタルジックな味もある。インテリアとエクステリアのデザインバランスが取れており居心地が良いのもSEALを推薦したポイントになります。
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三菱 | トライトン |
日本ではあまり馴染みのないピックアップトラックをカッコいいものに仕上げている。その効果は大きく、一般の方からも「トライトンってカッコいい!」という声を耳にする。しかも各部のデザイン性は高く、フロントマスクは単に力強いだけでなく、ヘッドライト周りなどはトレンドを加味している。また、キャビンとベッドのバランスもいい感じだ。スタイリングをまとめるのに難しいダブルキャブとは思えない自然なフォルムがそこにある。止まっていても躍動感を得るデザインである。
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トヨタ | ランドクルーザー 250 |
そのクルマの機能やキャラクターを具現化。それはクルマのデザインとして、できそうでなかなかできないことではないでしょうか。ランドクルーザー250のデザインは、まさにそれを実現した象徴といえると考えます。無意味な装飾は排除し、同車のテーマである「原点回帰」を表現。シンプルながら道具感と機能性にあふれたクルマであることが、強いメッセージとしてみる人すべてに伝わる「意味のあるデザイン」ではないでしょうか。
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三菱 | トライトン |
ランドクルーザー250と最後まで迷ったものの、三菱自動車の新しいデザインコンセプトを評価したいと思います。個人的にはオーバーフェンダー付きのオレンジでなく標準ボディのホワイトが好みです
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三菱 | トライトン |
トラックを想定通りの実用的に使いこなすタフなGLSグレードだけでなく、ドレスアップしてお洒落に乗れるGSRグレードを仕立てることで新たなトラック層の開拓に成功したトライトンのデザインを評価。
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マツダ | CX-80 |
FRベースで直列6気筒エンジンを縦に収めることができるロングノーズの美しいフォルムながら、キャビンには3列シートを成立させ、マツダのフラッグシップとして堂々たる存在感を示している。サイドのドアパネルの独特の躍動感は最近のマツダのアイデンティティを感じさせる。つまりエンブレムを見なくてもマツダのクルマと判らせる強い力を持っている。
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トヨタ | ランドクルーザー 250 |
シルエットは水平基調のシンプルな直線で構成されているように見せるが、細部に目をやると効果的に曲面を用いることで質感や量感を作り出している。デザインの要となっているフロントスクリーンは、微妙に傾斜をつけることで、クラシックなイメージを壊すことなく、空力性能を高め快適性との両立している。古き良きランドクルーザーらしさを残しながら現代現代的な4x4に仕上げている点を秀逸と評価し、デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーに推したいと思う。
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BYD | シール(SEAL) |
バッテリーメーカーとして蓄積されたテクノロジーを投入した車両づくりの結果、クリーンなだけでなく抜群のハンドリングも備えるセダンに仕上がっている。それを「海洋シリーズ」としてクリーンで流麗なスタイリングで表現。また、最先端テクノロジーを搭載しながらインテリアには物理スイッチを残すなど、「人」を置いてきぼりにしないバランス感覚に優れたデザインを評価しました。
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トヨタ | ランドクルーザー 250 |
40や60といった歴代ランドクルーザーを想起させるモチーフを、懐古調ではなく、幾何学的ラギッド感で表現したセンスがいかにも新しく魅力的です。しかも、そうしたデザインを車体の見切り性能や視界性能、アプローチアングルにディパーチャーアングル、修繕のしやすさ……といった機能に直結させている点、さらには好みで角型ライトと丸型ライトがアクセサリーで選択できるようにしたデザイン性を補完する構造設計にも感心しました。
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MINI | クーパー |
やっぱりMINI、いちいちかわいい。エクステリアは、さすがのまとまり具合。色も形もMINIらしさにあふれていました。テールランプのデザインもユニークですし、サイドミラーのプロジェクションも、気分を高揚させてくれました。インテリアは、中心にレイアウトされたディスプレイが、乗る前からわくわく感を高めてくれます。太めのハンドルもボク好みでした。
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BYD | シール(SEAL) |
バッテリーを床下に敷き詰める電気自動車は腰高なデザインにならざるを得ず、そのことを目立たなくするためにSUVとして商品化するのは仕方ないと思いがちだが、技術力、生産力、そしてデザイナーの能力次第でカッコよく航続距離も十分な“電気のセダン”も成立するのだということを、我々は新興のBYDに教わることになった。もう素直に「近づいてきた」「追いつかれてきた」という段階ではなくなったと認識すべき。
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BYD | シール(SEAL) |
BYD SEALのスタイルには、遠くにアルファ156が見えた。ともにウォルフガング・エッガー氏が関わったからだろうか。156はクラッチ・レリーズが破損するまで自分でも乗っていたが、日常をシアワセにしてくれるセダンだった。少しのあいだ借用していたSEALも、BEV独特の快適なドライバビリティと、このダイナミックでもあり穏やかにも見えるスタイルが、気持ちをゆったりと解してくれた。今や数少ないセダンとしても貴重な1台だ。
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MINI | クーパー |
MINIの伝統を踏まえながら、単に形態をなぞるのではなく、それを今の時代の感性で再解釈したデザインは、要素が整理され削ぎ落とされて、MINI本来の魅力が改めて浮き彫りになるアピール度の強いものになったと感じます。またデザインが単なる意匠ではなく、リサイクルマテリアルの活用などサーキュラーエコノミーと匠にリンクしているところも、まさに今の時代に相応しいものだと評価します。
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フィアット | 600e |
チンクエチェント・ファミリーの長女らしく、600eのルックスは出逢った人のほとんどを瞬時に笑顔にしてしまうような「かわいい」系。世知辛い世の中にナゴミを与えてくれる優しさがある。さらに1955年デビューの初代600の面影がさり気なくあちこりに隠されていて、ちょっとばかりマニアな人たちはさらにニンマリできたりもする。しかもそれらは単なる見た目優先ではなく、実用ベースのきわめてマジメなパッケージングの上に成り立ってるのだ。こういうのをやらせると、イタリアは本当に上手い。
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三菱 | トライトン |
存在感が高い大型ピックアップ。しかし、細部にわたって走りのDNAを感じるデザインだ。
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トヨタ | クラウン(スポーツ) |
長い歴史を持ち日本を代表する伝統的サルーンのクラウンが大きな変貌を遂げた。中でも『スポーツ』は先に投入され、シャシを共有するクロスオーバーに対しホイールベースを80mm短縮。オーバーハングを削り取ったパッケージングと相まって、ハンドリング性能は『スポーツ』の名を語るに相応しい。視覚的にも走りのパフォーマンスを強く意識させる躍動感を持ち、ボディデザインがクラウンの走りの良さをしっかりと伝えてくれている点を、運動性能にこだわる立場から評価した。
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マツダ | CX-80 |
北米向けのCX-90と全長、全高は共有しつつ、CX-80の全幅は国内での使い勝手を考慮し、サイドガラス面は共通ながら約100mm狭い1890mmとした。CX-90は片側約50mmの余裕分で豊かな表現を作る込むことが可能だが、CX-80にはその50mmがない。CX-80では長いボディを大きなキャンバスに見立て、立体の表現ではなく映り込む光に着目し、その変化により生き生きとした表情を見事に生み出している。その手腕に感銘を受けた。
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ボルボ | EX30 |
およそ既存の価値観では評価できない先進さを感じる。ボルボのアイデンティティのトールハンマーを残し、グリルレスとしてもひと目でボルボと解るデザインはブランド価値を維持。とりわけインテリアでは、スピードメーターもHUDもないシンプルさ。ミニマム、シンプルという流れをクルマにも取り入れ、かつGoogleの搭載など利便性も向上。機能をデザインする新時代へ踏み込んだことを感じるデザインだと評価した。
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三菱 | トライトン |
この1年、日本はもちろんのこと、世界に耳を広げても「あのクルマカッコイイよね!」という声をいちばん多く聞いたのが、トライトンでした。ピックアップトラックですが、モータースポーツでも世界を股にかけて大活躍中の競技車両であり、そんなシーンでもやはりカッコイイ!という声が、たくさん聞こえてきました。新しいSUVカテゴリーを作ったくらいの勢いで、ドレスアップ業界も久しぶりに活気づいているとのこと。街を行きかう働くクルマだからこそカッコよくありたいを、具現化していると思います。
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ボルボ | EX30 |
小型車のデザインとして、新しさが感じられるだけでなく、ボルボならではの個性が表現されている。トールハンマーを模したヘッドライトや、後端がキックアップしたリアサイドウインドー、Cピラーに沿って配置されたリアコンビネーションランプなど、仮にノーズにエンブレムがなくても、ボルボだとわかるたたずまいがある。質感や色、個性といった可視的な要素だけでなく、機能性や実用性の高さ、あるいは社会的責任の意識といったものまでスカンジナビア・デザインの特徴とするなら、それが認められる。
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トヨタ | クラウン(スポーツ) |
全体のフォルム良い、ヘッドライトもテールランプも、どれも好み。似てる車があるとか、クラウンっぽくないとか言う人いますが、僕はクラウンスポーツの見た目はド・タイプですね。
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ボルボ | EX30 |
ボルボのEX30は、トールハンマー型のヘッドランプや、縦型のテールランプ、張り出したショルダーラインや、エンブレムを横切る斜めのアタッチメントラインといった伝統的なボルボのデザインモチーフを受け継ぎながらも、フロント周りはグリルレスとし、ヘッドランプもピクセル状とするなどEVとしての新しさも盛り込んだ。内装は、表示系と操作型をセンターディスプレイに集約したシンプルなものとし、ドアからもスピーカーやスイッチを取り去ってデザイン性と製造しやすさを両立した。
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三菱 | トライトン |
世界中のピックアップファンがまさに待っていたデザインでは。特に若者に世代には人気が高い。今までの日本車にはない魅力がある。サイズが小さければ購入していた。
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ボルボ | EX30 |
Bセグメントのクロスオーバーカーで、実用的なパッケージとユニークなスタイリングを高次元に両立している。日本市場にはボディが少しワイドすぎるものの、空間効率に優れデザインの自由度が高いBEVの特長を見事に活かした。内包するBEV技術の新しさを幅広いユーザー層にマッチする新感覚の北欧テイストで表現したデザイン力も魅力的。内外装にリサイクル素材を積極的に使用し、なおかつデザインに活かした点も注目できる。
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三菱 | トライトン |
ともすれば、悪路専用車とか途上国向けと捉えられてきたピックアップトラックの同カテゴリーにおいて、三菱が標榜するダイナミックシールドデザインを取り入れて逞しさと先進性を融合し、都会の景色にも自然に馴染む。4ドアのダブルキャビンと荷台が綺麗な一体感をなし、世界のあらゆる地域において違和感の無い外観デザインを完成させたことは、この種のモデルにおいて歴史のある三菱デザイングリープが成し遂げた大きな成果だと評価した。
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マツダ | CX-80 |
基本的にコンサバなスタイルにならざるを得ないMPVながら、他社にないパッケージングをベースにディテールまで丹念に磨き込むことで独自の世界観を演出することに成功した。インテリアの見栄えも含め、この価格帯の国産車としては異例に質感が高い。持っているだけで幸せだと思えるデザインだと思う。
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トヨタ | ランドクルーザー 250 |
ランドクルーザー250は、乗用車派生ではない本格派のクロスカントリー4WDです。そんな位置付けを、デザインでも表現しています。エクステリアはいかにも力強く、信頼ができそう。それでいて、無骨ではありません。インテリアもエクステリアと同様に水平基調となり、関連性を感じます。操作類がまとまり、視線の移動と手の動線が連携していることも好印象。上質感ある仕立てを含め、デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーに選出しました。
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トヨタ | クラウン(スポーツ) |
デザインスケッチからそのまま飛び出してきたかのような抑揚の効いたボディラインを実現し、21インチタイヤを装着して安定感あるスタイルを達成していたところに好感を持ちました。デザインとは直接関係ありませんが、そのタイヤを装着していたとしても走りと乗り心地を両立していたことも素晴らしさだと思います。
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ボルボ | EX30 |
EV車両ならではのフロント周りのデザインにもボルボのアイデンティティは保たれ、最先端のデザインコンセプトが古典的スタイルと融合されている。Cピラー周りの造形処理は◎
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BYD | シール(SEAL) |
シールは、EV界の中の最も美しい電気自動車の1つだと思います。そのプロポーションは絶妙ですが、スポーティかつエレガントでもあります。どの角度から見ても、絵になっていると思います。EV専用のプラットフォームを採用していますので、デザイナーたちは今までの中国車、いやどの国のEVよりも綺麗なラインと、ボディの面の処理は素晴らしいです。
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BYD | シール(SEAL) |
EVである以上に1台のセダンとして美しい。ヨーロピアンな丸みを帯びたフロントから、長く続くルーフライン。そして絞ったテールまでの流れは間違いなく美しい。そしてその中に包まれたナッパレザーのシートや、伝統的な趣を持つ室内。一つ一つが伝統に裏付けられているが、次世代を感じる性能のEVというバランスの妙。
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MINI | クーパー |
シンプル化しながらも、MINIとして譲れない要素を際立たせ、新しい時代の風を感じさせる進化を遂げた『MINIクーパー』。インテリアはダッシュボード周りにグラデーションで描いたデザインを施したり、2スポークのステアリングにベルトをあしらうなど、思わずため息が出そうなアイディアが満載。円形有機ELディスプレイは車両情報を鮮明に映し出すだけでなく、ドライブをワクワクさせる仕掛けが。電動化・デジタル化が進むなか、驚きや楽しさ、クオリティの高さにMINIの独自性が感じられた。
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BYD | シール(SEAL) |
82.56kWhもの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載しながらも、低くスポーティーなエクステリアデザインを完成させ、なおかつ室内のスペース、特に後席の居住性をしっかり確保している。大容量バッテリーを採用するEVは得てしてSUVに見られるものだが、セダンで完成させている点に注目。そのパッケージング技術とデザインの融合は今年のデザイン・オブ・ザ・イヤーに相応しいと思うから。
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トヨタ | クラウン(セダン) |
いまだに街中で見かけてハッとさせられるのがクラウンセダンです。もうずいぶん見慣れているはずなのにそう思わせられるのはデザインの力でしょう。初代クラウンから知っている自分としては、この勇気あるモデルチェンジにどうしても拍手を送りたいと思いました。中庸ではなく先端であれ、だと思います。
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MINI | クーパー |
歴史を継承する新たな造形ほど難しいデザインはない。なぜならば長年に渡ってエッセンスが出揃っている場合が多いからである。MINIクーパーは初代からBMWがデザインコンセプトを受け継いで四半世紀が経過しているがニューモデルの登場の度に新しさを感じさせる。しかも初代の印象をも蘇らせる。写真や単体で見ると新しい印象を受けないが、実際に新旧を比べて見ると質感が向上させてより付加価値の高いモデルになっている。それが今回MINIクーパ―を選んだ理由である。
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ボルボ | EX30 |
ボルボ史上、最もカーボンフットプリントの少ないクルマであるEX30は、生産廃棄物の削減や再生部品の使用拡大などに努め、本気で循環型ビジネスの構築に挑んでいることが窺えます。インテリアは部品点数を減らし、リサイクルポリエステル、コルク、再生ペットボトル、松脂や一年草の亜麻、廃棄された漁網などが、そうとは思えないセンスの良さでホッとリラックスできる室内空間を作り出しています。無駄な塗装や部品を省きつつ、ボルボらしいデザインを実現しているエクステリアも素晴らしいと思います。
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マツダ | CX-80 |
CX-60のホイルベースを伸ばしながらも、全体的なプロポーションを美しくまとめている。長い時間、色褪せないデザインだと評価します。またキャラクターラインを廃し、光の陰影で魅せる複雑な面構成と、これを実現した生産技術の水準の高さも同じく評価します。鈑金が大変そうです。
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MINI | クーパー |
一目でMINIだと解る記号性は不変ですが、時代に合わせて柔軟に変化しながら未来を感じさせるデザインを高く評価しました。ガソリン車と電気自動車はパッケージが全く異なりますが、ファミリーとしての共通性がシッカリ備わっているのは、まさに「お見事」の一言。インテリアはセンターメーターの強みがデジタル化と見事にマッチ、新しいのに懐かしい雰囲気は歴代最強だと思います。
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トヨタ | クラウン(スポーツ) |
新型クラウンの中で、最も攻めたデザインの「クラウンスポーツ」は、SUVとスポーツカーのエッセンスを融合し、大胆で革新的。先進感のあるLEDライトやリアの一文字のテールランプなどは洗練され、滑らかな曲線とエッジの効いたラインはモダンで都会的。クラウンの伝統を継承しながら、新時代のスポーティラグジュアリーSUVとして新鮮で魅力的です。
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ホンダ | フリード |
エクステリアデザインはパッケージと共に見るべきだと個人的には考えます。限られた外形寸法の中で最大限の室内空間を得るための工夫が随所にありました。インテリアデザインには使い勝手や機能性を盛り込んだ部分が多く見られ、日本人にしか作れない日本車らしいモデルだと思いました。
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三菱 | トライトン |
ピックアップトラックの外観は画一的になりやすいが、トライトンは三菱のダイナミックシールドのデザイン手法により、フロントマスクを個性的に仕上げた。存在感の強い顔立ちだが、周囲を走る車両のドライバーや歩行者に対して、過剰な威圧感を生じさせない形状は好感が持てる。クルマの外観が街中の雰囲気や行き交う人達の気持ちに与える影響は大きい。特に今は気分を暗くするニュースが増えた。気分をさらに殺伐とさせる威圧感を抑えながら、個性と存在感を表現したトライトンの外観は、今の時代に合っている。